美容室に1つは必需品!グレイヘアスケール。
世の中は高齢化社会。美容室でも白髪染めのお客様はこれからもどんどん増えていくはずです。
白髪染めのレシピを作る時、必ず必要になってくるのが、白髪の割合の見極めです。
たとえば、茶や黒の画用紙に赤を塗っても、良く見ないと赤を塗っているとわかりませんが、
白の画用紙に赤を塗ると、一目で「ああ、赤だなあ~」とわかります。
白の割合が多くなると、仕上がりの色も明るく鮮やかになりやすいのです。
だから、たとえば、
白髪が少なめの人(部分)であれば、明るめで鮮やかな色、
白髪が多い人(部分)であれば、暗めで落ち着いた色
……というように、カラー剤の選択をする必要があります。
白髪スケールは、白髪0%、5%、10%、…、95%、100%の、5%きざみ21段階の毛束になっています。
白髪染めのヘアカラーチャートは、白髪が30%くらいを目安に作られていることが多いです。
一部、50%なんて言うのもありますが。
30%よりも多いか少ないかなんていうことも、この白髪スケールを使えば、一目瞭然です。
ちなみに、「白髪50%を超えたら白を活かす」提案も考えてみてはいかがでしょうか。
写真は、白髪スケールの全体像。
あるところにハッキリ境界が見え、そこを境に見えかたが大きく変わると思いませんか?
これ、実は「白髪50%」の境界なのです。
黒髪が50%以上だと、黒背景に白があるように見え、
白髪が50%以上だと、白背景に黒があるように見えるんです。
人間の目って不思議ですよね。
この白髪ヘアスケール、白髪の比率の見極めなどに役に立ちますよ!