写真は様々なメーカーのカッパー・オレンジ系のヘアカラー剤(ファッションカラー)を染めたイメージです。上段は色みの参考としてマンセル表色系のカラーチャートを一緒に撮影しています。下段は、左から、アルーリアファッション カッパー8(ロレアル)、アジアンカラー オレンジ8(アリミノ)、アソートアリアC-8/Oオレンジ(デミ)、HBケアテクトカラーC-Or8オレンジ(ナプラ)、イゴラロイヤルイマジアO8オレンジ(シュワルツコフ)、コレストン8/44キャロットオレンジ(ウエラ)、コレストン8/34オレンジベージュ(ウエラ)、マテリアO-8オレンジ(ルベル)、オルディーブ8-45カッパー(ミルボン)、プリミエンスO8オレンジ(資生堂)、プロマスターCO-8/8カッパーオレンジ(ホーユー)で染めた毛束です。毛束は、ハイブリーチ毛・ブリーチ毛・黒毛の3本を1セットとして使用しました。
オレンジ系の作り方
パラアミノオルトクレゾールとレゾルシンを用いる方法
酸化染料のみを用いてオレンジ系の色を作っており、染料中間体として主にパラフェニレンジアミンとパラアミノフェノール、カップラーとして主にパラアミノオルトクレゾールが用いられます。
5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-2-メチルフェノールなどのカップラーを併用していたり、染料中間体をパラフェニレンジアミンの代わりにトルエン2,5-ジアミンを用いている場合もあります。
イゴラロイヤルイマジア、アルーリアファッションなど(2012年現在)。
パラアミノオルトクレゾールと直接染料を用いる方法
酸化染料の染料中間体として主にパラフェニレンジアミンとパラアミノフェノール、カップラーとして主にレゾルシンとパラアミノオルトクレゾールを用い、これらに黄色系の直接染料としてパラニトロオルトフェニレンジアミンが併用されます。
レゾルシンやメタアミノフェノールなどのカップラーを併用している場合もあります。
オルディーブ、プリミエンス、アジアンカラーデザインエキスパート、マテリア、プロマスターなど(2012年現在)。
α-ナフトールとレゾルシンを用いる方法
酸化染料のみを用いており、染料中間体としてパラアミノフェノール、カップラーとしてレゾルシンとα-ナフトールが用いられます。
コレストンパーフェクトPUREなど(2012年現在)。
オレンジ系染料のまとめ
太字:特に良く用いられる染料
細字:用いられることのある染料
2012年現在の情報です。メーカーによって異なったり、時代とともに変化する場合もございます。
記載内容に関して当方では一切の責任を負いません。またこの情報の無断転載はご遠慮下さい。
名称 | オレンジ系 | |||||
イメージ | ||||||
良く用いられる 染料中間体 | パラフェニレンジアミン パラアミノフェノールトルエン2,5-ジアミン | |||||
良く用いられる カップラー | レゾルシン パラアミノオルトクレゾール α-ナフトールメタアミノフェノール | |||||
良く用いられる 直接染料 | パラニトロオルトフェニレンジアミン 硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン | |||||
特徴 | パラフェニレンジアミンやメタアミノフェノールが増えると深みが出る。 パラニトロオルトフェニレンジアミンが増えると黄みが強くなり彩度が増す。 |
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