美容心理学(ヘアメイクアップの心理学)

美容心理学 ビューティ心理学

美容心理学(ビューティ心理学、化粧心理学、ヘアメイクアップ心理学)という言葉は聞きなれない方が多いかもしれません。
APA心理学大辞典によると、心理学は心と行動に関する学問と定義されており、「いくつかの主要な研究部門(実験心理学,生物心理学,認知心理学,発達心理学,人格,社会心理学など)と,研究と応用の心理学としていくつかの下位領域(臨床心理学,産業・組織心理学,学校・教育心理学,人的要因,健康心理学,神経心理学,異文化間心理学など)から構成される」とあるように、実に様々な領域から成り立っています。
心理学のうち、美容やヘアメイクアップに関する研究が行われているのが社会心理学臨床心理学になると思います。

社会心理学は「実際に,あるいは想像上でもしくは象徴的に提示された他者の存在に,どうのように個人の思考,感情,行動が影響されるかに関する研究のこと。(後略)」と定義されています。ヘアメイクアップを行う時、その日会う同僚や友人、パートナーのことを意識しならが使う色や髪型を決めたり、また逆に人と会った時、ヘアメイクアップからその人の気分や人柄などを想像したということも多いのではないでしょうか。このようにヘアメイクアップには他者の存在が密接に関わっており、その関わり方について研究されています。

臨床心理学は「調査や査定,診断,予防,また感情的・行動障害を治療することを専門としている」とされています。老人ホームや介護施設などにメイクアップのボランティアに行くヘアメイクアップアーティストや美容部員もいるということを耳にする方も多いと思います。近年は、化粧をすることが精神的に良い効果をもたらし、認知症などの精神症状を和らげたりするといった報告もあることから化粧の効果が注目されています。

美容心理学(ビューティ心理学、化粧心理学、ヘアメイクアップ心理学)と類似の学問に被服心理学があります。被服心理学の定義は、日本家政学会被服心理学部会によると、「被服を社会科学・人文科学の視点から取り扱うことになる被服の心理的,社会的,審美的機能に関する教育,研究」とあります。この被服を美容に置き換えると、美容心理学の定義と言えるかも知れません。

このページでは、美容に含まれる要素のうち、特にヘアメイクアップに関連する心理学分野での研究などをご紹介します。コンテンツは順次追加していく予定です。興味のある話題をクリックしてご覧ください。

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引用文献

VandenBoss, G. R.(監修)(2013). APA心理学大辞典(繫桝算男・四本裕子,監訳) 東京:培風館 (Original work published 2007, USA: American Psychological Association)

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