市販用の白髪染めは、日本ではいちばん歴史が古く、1905年に日本で初めての酸化型ヘアカラー剤が発売されております。
当時は1色のみでしたが、その後3色となり、さらに明るさのバリエーションが増え数色となりました。
ここ十数年ほどは白髪をカバーするだけでなく、ファッション性も重視されるようになり、色のバリエーションも増え、10~20色程度のカラーバリエーションを展開するブランドも増えてきています。
白髪染めのコマーシャルも、藤原紀香、松田聖子、飯島直子、川島直美など、有名な女優を起用しているブランドが増えました。
カラーチャートは市販用おしゃれ染め同様、各メーカー、ブランドのホームページで公開されています。
主な市販用ヘアカラーメーカー
※2012年時点での情報です
主なメーカー /主なブランド | ロレアルパリ エクセランス シュワルツコフヘンケル パオンディオーサ 花王 ブローネ ホーユー シエロ/ビゲン ダリヤ サロンドプロ ウエラ ウエラトーン2+1 クラシエ シンプロ |
ここでは、一般的な国内メーカーのカラーバリエーションを基に解説します。
美容業界のヘアカラーと家庭用のヘアカラーとで最も注意しなければいけない点が、明るさの指標となる数字です(下表)。
美容室用と家庭用の違い | |
美容室用白髪染め
| 市販白髪染め
|
上記のように、ベーシックラインで明るさのバリエーションがあり、売れ筋の明るさにわずかにカラーバリエーションがある、というようなブランドがほとんどです(メーカー・ブランドによってはカラーバリエーションが豊富なものもあります)。80年代のバブル期、黒髪パーマの時代から、90年代にヘアカラーが流行。
その90年代にヘアカラーを楽しんだ世代が徐々に白髪世代になり、白髪染めをおしゃれに楽しみたいというニーズが高まってきていることがあると思います。
そういった時代のニーズに対応して、今後もまだまだ白髪染めの「ファッション化」は進むものと思われます。
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