アッシュ系のヘアカラー剤のメーカー比較を行いました。
実験環境
用いたヘアカラー剤(写真左から):
アルーリアファッション アッシュブルー8 (ロレアル)
アジアンカラー アッシュ8 (アリミノ)
アソートアリア C-8/A アッシュ (デミ)
HBケアテクトカラー C-As8 アッシュ (ナプラ)
イゴラロイヤルイマジア V8 アッシュ (シュワルツコフ)
コレストン 8/88 ブルーシルバー (ウエラ)
コレストン 8/11 アッシュグレイ (ウエラ)
マテリア A-8 アッシュ (ルベル)
オルディーブ 8-10 アッシュ (ミルボン)
オルディーブ 8-wAS ホワイティアッシュ (ミルボン)
プリミエンス PA8 プラチナアッシュ (資生堂)
プロマスター A-8/7 アッシュ (ホーユー)
用いた毛束:
ヤギ毛、ブリーチ毛、ヴァージン毛
染色条件:
塗布3分、放置40分(室温)、シャンプー2回
日時:
染色 2012年10月16~12月31日
撮影 2013年1月10日(自然光下、晴れ)
結果と考察
ヤギ毛
色票は左から10B、5PB、10PB(マンセル)。
色相分布は5B~10PB前後
5PB前後の、やや赤みを感じる青が多い。
中には、アソートアリア・オルディーブ・プロマスターのように赤みを感じにくい青や、コレストン(8/11)のようにやや黄みを感じるグレーもある。
明度分布は2~4程度
プリミエンス・HBケアテクトカラーの明度が比較的低く、イゴラ・コレストン(8/11)は明度が比較的高め。
彩度分布は1~3程度
他は2~4程度のものが多い。
コレストン(8/88)は彩度が高い。逆にコレストン(8/11)は彩度が低く、オルディーブやプロマスターも比較的低め。
染料との関係
コレストン(8/88)はカップラーが塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノールのみで、レゾルシンやメタアミノフェノールが配合されていないため、彩度が出やすい。
染料中間体としてパラフェニレンジアミンが用いられているものは赤みを感じやすい(アルーリア・HBケアテクトカラー・マテリア・プリミエンス)
ブリーチ毛
色票は左から10YR、5Y、10Y(マンセル)。
毛束の左端は染色前、右端はJHCAヘアカラーレベルスケール。
色相分布は10YR~10Y前後
コレストン(8/11)・マテリアは赤みを感じやすい。
明度分布は1~2程度
イゴラ・コレストン(8/11)・マテリアは明るさを感じやすい。
彩度分布は2以下
全体的に彩度は低い。
特に低い(よりアッシュ感を感じやすい)のは、コレストン(8/88)・アジアンカラー・アソートアリア・プリミエンス・プロマスター。
ヴァージン毛
色票は左から10YR、5Y、10Y(マンセル)。
毛束の左端は染色前、右端はJHCAヘアカラーレベルスケール。
差を見分けるのは難しいが、コレストン(8/11)・マテリアは明度が高く青みが弱く見えやすい。
おすすめ商品
ヘアカラーマスター検定 | ヘアカラーチャート | ||