美容の感性学4 -ヘアデザインのフォルムとシルエット-

こんにちは.Myu-です.

全国的に記録的な猛暑日が続いていますが,皆さんは夏バテや熱中症など,体調を崩していませんか?

さて,前回の 美容の感性学3では,顔型を意識したヘアスタイルのシルエットの設定について,実践に役立つ方法を紹介しました.

今回,美容の感性学4では,バランスを意識したヘアデザインや印象変化に重要となる,ヘアデザインのフォルムとシルエットについて学びます.

 

 1. フォルム

ヘアスタイルの基本的なフォルムは,以下のワンレングスフォーム,グラデーションフォーム,レイヤーフォーム,セイムレイヤーフォームの4つの方法で作り出されます.(Fig.1)

ヘアスタイルやカットの名称とも共通した言葉でもあるため,美容の基本用語として覚えておくと美容院でのオーダー時に役立つます.

※ここでは,より一般的な表現を使用していますが,他の言い回しを使うこともあります.

ワンレングス フォーム

髪の毛を自然に下ろしたときに,全ての髪の長さが揃って見えるスタイル.重めのスタイルで,髪の毛全体の長さが均一に揃って見えることから,綺麗なフォルムを作ることが出来ます.

グラデーション フォーム

表面の髪の毛が一番長く,内側に向かって長くなるスタイル.髪の毛にあまり段差が出来ず,繋がった切り口になります.丸みのある重めのフォルムを作ることができます.

レイヤー フォーム

表面の髪の毛が一番短く,内側に向かって短くなるスタイル.髪の毛に段差が出来るため,髪の毛に動きが出ます.

セイムレイヤー フォーム

頭皮からの長さが全て同じ長さに切り揃えられるスタイル.フェイスラインや頭に沿ったフォルムを作ることが出来ます.

 

 

 2. シルエット

シルエット(輪郭線)とは,平面上に投影された図形のことです.ヘアスタイルは立体物であるため,正面,側面,斜めからなど,どの位置からヘアスタイルを見るかによってヘアデザインのシルエットは変化します.

では,ヘアデザインにシルエット設定において,上,縦長,下,横広がり,横の5つの代表的なシルエットをご紹介します.(Fig2)

 

上:上昇感

顔に対して,ヘアデザインのシルエットを「上」に設定すると,ウエイトが上に上がり,顔を見る視線全体が上になります.それにより多くの人が,設定前の印象よりも,「上昇感」や「若々しさ」を感じやすくなります.

縦長:クール

顔に対して,ヘアデザインのシルエットを「縦長」設定すると,直線的要素が高まり,顔を見る視線は縦運動を誘発します.それにより多くの人が,設定前の印象よりも,縦の直線のイメージ要素である「クールさ」や「凛々しさ」を感じやすくなります.

下:安定感

顔に対して,ヘアデザインのシルエットを「下」に設定すると,ウエイトが下に下がり,顔を見る視線全体が下になります.それにより多くの人が,設定前の印象よりも,「安定感」や「落ち着き」を感じやすくなります.

横広がり:ウォーム

顔に対して,ヘアデザインのシルエットを「横広がり」に設定すると,顔を見る視線は横幅を感じると共に横運動を誘発します.それにより多くの人が,設定前の印象よりも,「ウォームさ」や「 」を感じやすくなります.

横:アシンメトリ―

顔に対して,ヘアデザインのシルエットを「横」し設定すると,顔を見る視線の中心軸は偏りをみせます.それによろ多くの人が,設定前の印象よりも,「アシンメトリ―(左右非対称)さ」や「個性的」な印象を感じやすくなります.

ヘアスタイルをデザインする時に,丸みのあるシルエットや縦長のシルエット,ひし形のアウトラインなど,そのイメージに応じてボリュームの位置を決定すると良いでしょう.

 

如何だったでしょうか.これらのように,ヘアデザインのフォルムやシルエットの組み合わせによって,印象変化の幅はぐんと広がります.中でもシルエット設定は,髪の毛のボリュームの操作により比較的簡単に出来るため,毎日のヘアスタイリングにも取り入れやすいですので,ぜひ色々と試してみてくださいね!

それでは,次回もお楽しみに!

投稿者 :Myu-(ムユウ)
人間の美に関する形態美,感性的な美について実践と理論に基づいて研究中.
美容師,管理美容師,準学士(美容芸術),学士(芸術学),修士(芸術),博士(学術)