以前実験を行った各メーカーのマット系8レベルヘアカラーの比較から、2ブランドを選び、色合いを評価しました。
実験の目的
塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノール、レゾルシン等から緑みを出しているブランドと、2,6-ジアミノピリジン等から緑みを出しているブランドとで、色合いがどのように違うのかを調べる。
用いたカラー剤
- ルベル マテリア M-8(マット)
硫酸トルエン2,5-ジアミン、パラアミノフェノール、レゾルシン、2,6-ジアミノピリジン、硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン - ミルボン オルディーブ 8-20(マット)
レゾルシン、塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノール、パラフェニレンジアミン - ともにオキシ6%
実験方法
- ウィッグ全体を10レベルのライトナーで施術
- さらにウィッグの前半分をブリーチ剤で施術
- ウィッグの前半分、後ろ半分を写真撮影(ビフォーの写真)
- ウィッグを右半分、左半分に分け、それぞれ前述のヘアカラー剤で施術
- ウィッグの前半分、後ろ半分を写真撮影(アフターの写真)
ビフォーアフター(前半分)
- 右半分:ルベル マテリア M-8(マット)
- 左半分:ミルボン オルディーブ 8-20(マット)
ビフォーアフター(後半分)
- 右半分:ミルボン オルディーブ 8-20(マット)
- 左半分:ルベル マテリア M-8(マット)
結論
塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノール、レゾルシン等から緑みを出している場合は、緑みをほとんど感じずくすんだゴールドのような仕上がりになる。2,6-ジアミノピリジン等から緑みを出している場合は、比較すると緑を感じやすい。
※近年は染料規制の関係から2,6-ジアミノピリジンは使用しない傾向になっており、使用しているブランドでもアクセントカラーなど一部の色での使用に留まっている場合が多いです。