日本で用いられる染料中間体の中でもっとも古く代表的なものがパラフェニレンジアミンです。明治時代に発売された日本で初めての酸化染毛剤は、パラフェニレンジアミンによる白髪染めでした。発色が強く濃い色を出しやすいため、白髪染め(グレイカラー)によく用いられます。組み合わせるカップラーの種類にもよりますが、マット系、ナチュラル系、ベージュ系、ブラウン系、ピンク系、バイオレット系などの色を出すときによく用いられます。
トルエン2,5-ジアミンは、色の範囲はパラフェニレンジアミンにやや似ていますが、より青みが強く、マット系、アッシュ系、バイオレット系、ナチュラル系などの色を出すときによく用いられます。パラフェニレンジアミンと比べるとやや薄めの発色なので、おしゃれ染め(ファッションカラー)に適しています。硫酸塩である硫酸トルエン2,5-ジアミンが用いられることもあります。
パラアミノフェノールは、オレンジ系やカッパー系、レッド系、ゴールド系、ベージュ系、ブラウン系など、黄~赤の色相の色を出すときに良く用いられます。
発色の写真など、詳細は下記のそれぞれの染料のページからご確認下さい。
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