理美容サービス料金の変遷

昨日に引き続き、ヘアカラーマーケット情報ネタです。

「消費者物価指数」って知っていますか?

例えば、シャンプーの1ボトルあたりの価格。
2010年にシャンプー1ボトルの平均価格が1,000円で、
2000年にシャンプー1ボトルの平均価格が800円だとしたら、

2010年を基準とした2000年の消費者物価指数は80%となります。

シャンプーだけでなく、様々なもの…たとえば化粧品、日用品、理美容サービス、雑誌、学校の授業料…様々な商品やサービスの「消費者物価指数」が、総務省統計局のホームページで公開されています。

グラフは、理美容に関連するものを中心に2010年基準の物価指数をグラフにしたものです。

1990年から2000年にかけて、理美容サービスの価格は毎年上がっていました。
石けん類(シャンプー・コンディショナー含む)や化粧品の価格は減少傾向なので、かなり違いますよね?
総合(黒線、理美容以外のすべての商品を含む)も、ほぼ横ばい。

いかに理美容サービスの価格が1990~2000年の間に高くなったかがわかると思います。
ちなみに、ヘアカラー施術の統計は2000年くらいから始まったので、おそらく1990~2000年の変化にヘアカラーの影響はないと考えると、カリスマ美容師ブームが原因の1つに考えられるでしょうか?

ここ10年はほとんど停滞していますが、今後どうなるでしょうか?

1,000円カットのような、安さを売りにするビジネスが成り立たないというわけではありません。
最低限のサービスで安さを売りにするにしても、高付加価値を売りにするにしても、「何をどうビジネスにつなげていくか」は重要ですね!