美容業界の方をお話をしていると、時々「ノンシリコン」の話題になったりすることも多いです。
ヘアカラーの開発に携わる前は、ヘアケア商品の開発をしていましたので、成分のこと、色々と聞かれることも多いのです。
「石油系の界面活性剤は髪に良くない」
「シリコンは安全ではない」
このようなネガティブな情報を耳にした時、まず「発信元はどこなのか」を考えてみましょう。
権威ある機関が、客観的にデータを取って、消費者へ危険性を訴えているのか。
それとも、
メーカーが、自社製品を売りたいがために、情報を歪めたり誇張したりしてを発信しているのか。
インターネットが普及した現在、少し調べればどういう意見があるのか、すぐに分かります。
「これは危険!お客様にも教えてあげなきゃ!」
と思う前に、売り手の思惑にまんまとはめられていないかを確認しましょう。
ネガティブな情報は噂となって人から人へと伝わります。
そして残念ながら「この製品の○○成分が良い」というような、ポジティブな情報は、めったに伝わりません。
皆さんは、ネガティブな情報を伝え、お客様の不安をあおることで商品を売りたいと思いますか?
人から聞いたネガティブ情報を、自分で調べることなく、そのまま受け売りすれば良いと思いますか?