平安貴族の女性はほんとうに髪が長かった!?

今回は「理論的な」話題ではなく「軽め」の「個人的な意見」としての話題ですのであしからず…。

絵巻では、よく、
長く美しい黒髪

で表現されることの多い平安貴族女性の髪。
  

改めて考えると、
「これは本当なのだろうか??」
と思ってしまうんですよね。

(夢を壊したらスミマセン…)

一般的に言って、
髪が伸びる速さは、速い箇所で1年に約16㎝
新しく生えてから自然に抜けるまでのサイクルは、
性別によっても違いますが、女性の場合4~6年

そうすると、
どんなに多く見積もっても、1m程度にしか伸びません。
(もちろん、ギネスに載っているような、ヘアサイクルが異常に長く数m伸びる方もいらっしゃいますが、かなり稀な例です)

平安時代の日本人の身長は、今よりもかなり低かったとしても、
絵巻が座っていたり、立膝状態だったとしても、
本当に床を引きずるくらい長かったんでしょうか??

人が描く絵って、女性の身体を理想化することが多いと思うんですよね。
例えば、今の時代の漫画は、女性の体のラインを強調して描かれることが多いですが、
「そんなボディラインの女性なんていないじゃん!」って叫びたくなるものがほとんどですよね?

長くツヤのある黒髪が美人とされていた平安時代、
絵師が、女性の黒髪を実際よりも長く描いていたとしてもうなずける気もしますね。

ちなみに、この記事は、あくまで私の個人的な考えです。
既に考証されている専門家がいるかもしれませんので、悪しからず!