1週間以上前の話になりますが、日本色彩学会全国大会へ参加して参りました。
今回は、「コスメティクスと肌・顔研究会キックオフシンポジウム」も兼ねていたため、
肌色に関する研究発表が多く、肌色の「マニアック」なお話に、
元ヘアカラー開発者の知的好奇心をくすぐられました。
マニアックなお話の中から、ほんのちょっとご紹介したいと思います。
今日ご紹介するのは、
「1991年から2001年の間に、30代女性の肌色は明るくなった!?」
というお話。
引用元は、棟方明博氏のご発表「肌色の見えから顔色の見えへの昇華」からです。
30代女性の肌色が10年間で明るくなったというデータのご紹介ありました。
肌色はもちろん個人差はありますが、平均ではかなり明るくなっています。
マンセル明度で0.4程度でしょうか。
1991年といえば、まだ美白ブームが始まる前。
2001年はガングロブームが終焉に向かっていたあたり。
こういった時代背景も、女性の肌色に影響を与えているかも知れませんね!
ちなみに、パーソナルヘアカラー的には肌が明るい方ほど、
明るいヘアカラーが似合いやすいという1つの傾向があるんですよ。
パーソナルカラーアナリストの方とお話をしていると、
「最近の若い子は肌が白い子が多いわね~~」
という話によくなります。
若いからメラニンの蓄積もそれほどないということも大きいでしょうが、
日光に当たる時間が少ないということとも関係しているかも知れませんね。
今後は日本人女性の肌色、どうなっていくのでしょうかね?