今日は色名学に関する本のご紹介です。
題名: 色の名前に心を読む 色名学入門
著者:近江源太郎
出版社: 研究社
価格:¥2,100
発売日:2008年4月
対象:色名学に興味がある専門家の方
難易度(5段階) :★★★★★
評価(5段階):★★★★☆
内容:色彩に関する研究結果をまとめた本
レビュー:
虹の色から、俳句の色彩表現、世界の言語の色彩語など、多様なアプローチで今の色名ができあがった背景が、こと細かく解説されています。さらりと読めるような軽い本ではなく、割とアカデミックな内容です。実験とその考察なども踏まえて科学的なアプローチで書かれてあるので、納得性があります。
色の本の中では売れている方ですが、私が読んだイメージでは、色彩学を専門に研究する方や色彩講師の方向けだと思いました。趣味で色に親しもうという方や、色彩学に触れたことのない方には少し読みずらいかも知れません。