題名:最新の毛髪科学
レビュー:
毛髪の構造、パーマのメカニズム、ヘアカラーのメカニズム、ヘアケアについてマクロ・ミクロ両面から、当時の研究成果を中心に科学的に解説した本。
毛髪もしくは羊毛の権威の方々が共著で書き下ろした本ですので、化粧品の研究開発とは別の視点から、アカデミックにパーマやカラーリングのメカニズムを捉えることができます。
パーマやヘアカラーの開発技術者は必ず読んでおきたい本です。
既に廃刊になってしまった本ですので、オークションなどでどうぞ!
目次:
◆分子生物学から見た毛髪の構造と機能
◇遺伝子の構造と働き
◇毛髪の発生
◇毛包組織の分化
◇毛周期(ヘアサイクル)の進行メカニズム
◇毛包の幹細胞
◇脱毛症の生物学
◆羊毛および毛髪ケラチンの構造と物理化学的性質
◇羊毛および毛髪繊維の階層構造、機能および物性
◇ケラチン繊維と水分
◇変形による構造変化
◇セット機構
◇ケラチン繊維の架橋構造
◆ケラチン繊維の構造と染色性
◇ケラチン繊維の化学構造とイオン性染料の染色機構
◇ケラチン繊維のマクロ構造とイオン性染料の染着領域
◇ケラチン繊維のミクロ構造とイオン性染料の染着領域
◇ケラチン繊維の酸性染料の浸透・拡散
◇ケラチン繊維の酸性染料染色でのベンジルアルコールの作用
◆毛髪の損傷とケア技術
◇毛髪の損傷
◇ケア技術
◆毛髪の特性と新しいケア技術-カラーリング時代の美しい髪
◇毛髪内各部の状態とその見え方への影響
◇新しいケア技術
◇「美しいツヤ、奥行き感、光の動き」などの認知メカニズム
出版社:フレグランスジャーナル
価格:¥4,200
発売日:2003年9月25日
サイズ・ページ数:A4、295P