ヘアケア最強バイブルシャンプー&トリートメント

全106製品のヘアケア製品の評価が書いてある画期的な試みの本。

冒頭の特集では
「”シリコン＝悪い”はただのイメージ戦略」
「シャンプーで最も注目すべきは洗浄成分」
といった、プロの監修がしっかり入っており、私が研究開発していた時に感じていた感覚に近い内容が書かれてありました。
ですから、製品評価もかなり期待しながら読み進めました。

ただ、読み進めて行くと、冒頭の特集と、その後に続く製品評価が、若干矛盾する点があるようなきがしました。
例えば、冒頭のシャンプーで悪とされている洗浄成分入りのシャンプーが高評価だったり、ノンシリコンは良いと思わせるような表現があったり。
シャンプーやトリートメントの製品評価は誰が行っているか書かれていないので、
香粧品科学やヘアケアのプロの監修が入っているのか、編集者が行っているのかが分かりません。
その点で、シャンプーやトリートメントの製品評価は信頼性の点で少し「？」になりました。
最後の方にスタイリング剤や器具系の評価もしていますが、そこはプロの美容師さんの評価入りですので、信頼性はあります。

スポンサーが入っている多くの美容雑誌とは違い、この本は一切広告が入っていないので、良いものは良い、悪いものは悪い、とはっきり書かれている点は感心します。
成分・使い心地・効果の点からA～Dで評価でされており、カテゴリー別に様々なブランドを横並びで見られますので、商品を購入する時の選択の参考にもなると思います。

最後に独り言になりますが、このような分野は、私の得意分野でもあるので、今後こういった企画があればぜひ関わらせて頂きたい！！と思いました。
そのためには、ネットワークづくりとブランディングでしょうか(^_^;)