「食べるヘアカラー」「食べる白髪染め」ができたら良いなあ…と考えている方、いらっしゃいませんか?
「髪」とまではいかなくても「体」の色が変わる例を、今日はご紹介したいと思います。
動物園に行くと、見かけることの多い「フラミンゴ」。
体の色はピンクや紅色をしていることが多いと思います。
このピンクや紅色、実はフラミンゴが食べる藻類の「β-カロテン」という成分が原因で色が付くのだそうです。
その証拠に、生まれたばかりの赤ちゃんフラミンゴや、動物園で「β-カロテン」の入っていないエサを与えられているフラミンゴは白いんですって!
「β-カロテン」は、緑黄色野菜等にも含まれている成分で、人間も食べ過ぎると、皮膚の色が黄色くなったりするんですよ。
食べ物でフラミンゴも人間も体の色が変わるって、面白いと思いませんか?
ちなみに、「カワセミ」「クジャク」などに見られる青や緑などは、食べ物ではなく、「構造色」というまた別の原理です。
構造色については、以前書いておりますので、ぜひご覧ください。
⇒構造色