ヘアカラー剤の売上の変遷

たまには色彩学もパーソナルカラーもケミカルも離れて、マーケットネタを。
こちらのグラフは、経済産業省「化学工業統計」より、1986年以降の染毛料市場の出荷金額や出荷個数のデータをまとめたものです

(染毛料の)出荷」と「(美容室での)ヘアカラー施術の売上」は違いますが、とはいっても深い関連はあると思いますから、全体的な傾向もある程度見て取れるかと思います。

ご覧頂くとお分かりになるかと思いますが、ヘアカラーの出荷、2003年をピークに頭打ちになっているんです。

1990年代から2000年代前半にかけて、いわゆる「ヘアカラーブーム」でした。
ヘアカラーの出荷金額も、出荷個数も、年々増え続け、1990年から2003年の10年余りの間に2倍以上に。

ところが2003年から2012年までの10年弱は、増減を繰り返しながら、全体的にはゆるやかな減少となっていますね。

これから高齢化社会も進んできますし、ヘアカラーブームを作った世代が徐々に白髪染めに移行すると思いますので、再び緩やかな増加傾向になるかもしれません。2012年もやや増加に転じています。
少なくとも「下げ止まり」にはなるでしょう。

白髪染めの場合、頻繁に染める方が多い反面、お客様にとっては美容室で染めるのは「高い」「時間がかかる」などの理由で、市販に心が揺れ動く方も多いのも事実。
今後はセルフとの明確な差別化も重要になって来るでしょう。

市販との差別化を行いたい方は、ぜひ「似合う」を提案するパーソナルヘアカラー研究所の講習会にもいらしてくださいね^^