1692年にオランダ人アーティストが手描きで制作した色見本

1692年にオランダ人アーティストが手描きで制作した色見本が
中世の書籍を研究する歴史学者のブログで紹介されました。

ヘアカラーで良く用いられる酸化染料、「パラフェニレンジアミン」がホフマンにより発見されたのは1863年。
そのホフマンの弟子、パーキンが世界初の「合成染料」を発見したのは1856年。

さらにさかのぼって、科学技術の発達で「合成顔料」が増えたのは17~18世紀。
1692年という時代はちょうどその真っ只中になります。

ということは、1692年に色材として存在していたのは、
「天然染料」「天然顔料」と、限られた「無機(合成)顔料」のみだったのではないでしょうか。
今と比べればずいぶん少なかったことでしょう。

320年前の色材で、ここまで手作りするのは本当にお見事!
見ているだけで感動しますね!!

こちらのURLから、900ページ近くにもわたる色見本が全ページ閲覧できます!!

「染料」と「顔料」の違いについては、
長くなりますのでまた改めて書きたいと思います!!