今日は色彩科学に関する本のご紹介です。
著者:池田 光男、芦沢 昌子
出版社:平凡社
価格:¥1,365
発売日:2005年8月
対象:科学的に色の見える仕組みを知りたい方
難易度(5段階) :★★★★☆
評価(5段階):★★★☆☆
内容:色のメッセージと配色例の紹介
レビュー:
文庫本で色彩科学が簡単に解説されている本かと思い、気軽な気持ちで買いましたが、意外と内容は難しかったです。
文庫本なので、図や写真を用いた解説もなく、カラー印刷も当然使われていないので、ほとんど文字のみで色彩理論が書かれており、色の予備知識がない方にはかなり難しくつまらないものに感じてしまうかもしれません。
題名にある、「どうして色は見えるのか」という質問に応える本というより、色の見え方や活用方法なども触れていて、実用面と理論面が半々くらいでした。
色彩検定やカラーコーディネーター検定の上のほうの級を狙う方、お仕事で色彩科学の知識が必要な方には、良いと思います。