日本の色を歩く (吉岡 幸雄)

今回は、お正月にちなんで、日本の色に関する本のご紹介です。


日本の色を歩く

題名 日本の色を歩く

著者吉岡 幸雄

出版社:平凡社

価格:¥882

発売日:2007年10月

対象:色彩や日本史に興味のある方

難易度(5段階) :★★★☆☆

評価(5段階):★★★★★

内容:日本古来の色をテーマにした紀行文

レビュー
8章構成で、それぞれ「朱の色を歩く」「藍の色を歩く」「黄色・黄金の色を歩く」など、色をテーマにして、その色と関連の深い場所を訪れる紀行文のような本になっています。たとえば藍染の原料の蓼藍の産地である徳島で蓼藍から、染色するときにの原料となる「すくも」を作る様子がまとめられていたり、蓮を使って染める様子が書かれていたり。。。
著者の染色にかける情熱と、日本の色がどうやって生まれてきたのかが伝わってくる良い本です。