題名:色へのことばをのこしたい
著者:伊原 昭
画像:
レビュー:
日本文学色彩用語集成などの著者として知られる伊原昭氏が、それまでにエッセイなどに綴ったりラジオインタビューで語った内容をまとめた本です。
日本古来の色や色彩表現の豊かさを垣間見ることができ、おすすめの1冊です。
日本文学色彩用語集成には手が届かない方も、こちらの本は価格・内容とも手が届きやすくなっています。
目次:
◆はしがき
◆日本の色 序にかえて
◆文学と色彩
◆古典文学における色彩
◆烏羽のふみ
◆月草摺の色 今に生きるニッポンの色
◆丹 今に生きるニッポンの色
◆葡萄染 今に生きるニッポンの色
◆色へのことばをのこしたい
◇四季を越えた彩り
◇夜会での色
◇秋・冬の彩り
◇古典文学と色彩
◆上代から近代へ 文学作品ととおしてみた色の流れ
◇文学にみる狐にかかわる色
◇『万葉』の歌人大伴家持 色に魅せられた越中守時代
◇心の豊かさを求めて
◇平安の書と料紙の色
◇光源氏の衣装 王朝の服色を背景に
◆『源氏物語』の色 「枕草子」にもふれて
◇稲荷と、「白」と鳥
◇紅
◆江戸の主な色 文学作品などに見る
◇カタカナがはばきかす色の世界
◆初出一覧
◆あとがき
出版社:笠間書院
価格:¥2,310
発売日:2011年6月16日
サイズ・ページ数:A5、276P
対象:日本古典文学の色について理解を深めたい方