色彩学校へようこそ (末永蒼生, 江崎泰子)

今日は、末永蒼生先生の本をご紹介します。著名人のゲスト講師によるレクチャーの収録もあり、大変興味深い本です。

題名：色彩学校へようこそ

著者：末永蒼生, 江崎泰子

出版社：晶文社

価格：￥2,310

発売日：1993年2月25日

サイズ：A5, 227P

対象：色彩に興味がある方

難易度(5段階) ：★★☆☆☆

評価(5段階)：★★★★★

内容：前半はゲスト講師によるレクチャーの要約、後半は当時の色彩学校の講座の内容の紹介

レビュー：
一見、色彩学校の宣伝のための本かと思ってしまうタイトルですが、かなり価値の高い本だと思います。
前半は一流ゲスト講師陣によるレクチャーで、絵本作家の五味太郎氏をはじめ、建築家の宮脇壇氏、作家の近藤富枝氏、服飾評論家の深井晃子氏、源氏物語研究家の潮崎晴氏など、その分野で第一線で活躍される方々のお話を要約したものになっています。五味太郎氏の「色彩の勉強なんてやめたらいいよ」なんていう言葉がとても印象的です。
後半は(1993年当時の？)色彩学校でどういったことを学ぶのかを簡単に紹介したもの。塗り絵ワークが体験できるページもところどころにあり、色彩学校の講座を垣間見した気分になれます。
アートセラピーやカラーセラピーに興味がある方だけでなく、色彩を勉強している方や色彩関係のお仕事の方にも幅広くお勧めしたい1冊です。