色の名前はどこからきたか その意味と文化 (福田邦夫)



題名色の名前はどこからきたか その意味と文化

著者・訳者福田邦夫

出版社:青娥書房

価格:¥2,940

発売日:1999年3月5日

サイズ・ページ数:A5, 261P

対象:伝統色に興味がある方




目次


色の分類
  ◇日本人の色の呼び方
  ◇色名はどこまで翻訳できるか
  ◇色と色名の関係は時代とともに変る
  ◇色と色名の順番
赤そしてピンク
  ◇赤 色彩象徴の森
    ・赤紫、紫味の赤
    ・いわゆる赤と黄味の赤
  ◇ピンク 幸福な人生そして悲哀
橙と茶色の仲間
  ◇朱色 赤と橙の間の東洋美
  ◇橙(オレンジ) 時には自然、ある時は不自然
    ・うすい橙 いわゆる肌色について
  ◇茶色(ブラウン) 平凡または自然美
    ・橙と茶の境界
    ・赤みの茶
    ・いわゆる茶色
    ・黄味の茶色
    ・明るい茶、薄い茶 素材の美
金色と黄色そしてオリーヴ
  ◇金色 神秘と通俗
  ◇黄色 現実主義、効率主義の象徴
    ・明るい黄、薄い黄
    ・鈍い黄、灰味の黄
  ◇オリーヴ 暗い黄の変容

  ◇黄緑 いわば自然の恵み
    ・鈍い黄緑、灰黄緑
    ・濃い黄緑
  ◇緑 安全と平和、理想と郷愁
    ・緑色の固有色名
    ・鈍い緑、柔らかな緑
    ・明るい緑、薄い緑
  ◇青緑 緑と青の境界

  ◇青 空と水の抽象
    ・緑味の青
    ・もっとも日本的な青
    ・紫味の青と濃い、深い青
  ◇明るい青 空色

  ◇西洋の紫、日本の紫
  ◇青味の紫 菫色、藤色、季節の花々
  ◇紫 古代日本の色の王者
    ・紫の価値観
    ・紫の色名分類
無彩色 白・灰色・黒
  ◇無彩色 色味のない色
  ◇白 古代で最上の色、現代人の嗜好色
  ◇灰色 白と黒に及ばぬ無彩色、色彩の尽きるところ
    ・明るい灰色
    ・普通の灰色
    ・暗い灰色
  ◇黒 光の窮極、光の起源




レビュー


色相ごとに色を解説した本で、切り口としては面白い本です。
10年前に書かれた本ですが、古さを感じません。


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